プレゼンの英語 - 英語で暮らしと仕事が楽しくなるビズメイツブログ Bizmates Blog https://www.bizmates.jp/blog 講師は全員ビジネス経験者。モチベーションを高める独自のレベルアップシステムが特徴のビジネス特化型オンライン英会話のビズメイツが運営するブログ。 Fri, 27 Dec 2024 08:36:32 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.6.3 「つまり」って英語で何と言う?すぐ使える英語表現10選 https://www.bizmates.jp/blog/tsumari_eigo/ https://www.bizmates.jp/blog/tsumari_eigo/#respond Sat, 25 Mar 2023 07:07:46 +0000 https://www.bizmates.jp/blog/?p=1259 [この記事でわかること] 接続詞として使える「つまり」 相手に意味を確認したい場面などでよく使われる「つまり」 別の言葉で言い換えたいと時に使える「つまり」 話の要点をかいつまんで伝えたい時によく使う「つまり」。英語にも […]

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[この記事でわかること]

話の要点をかいつまんで伝えたい時によく使う「つまり」。英語にも「つまり」「要するに」を意味する表現がたくさんあり、知っておくと日常会話はもちろん、ビジネスの場面でも役立つ表現です。「つまり」を意味する英語表現10個と、例文や覚えておきたい単語・イディオムも解説しますので、ぜひ一緒に覚えてみてください。

ビジネスや日常会話で使える「つまり」10の英語表現

「つまり」と一言でいってもその表現方法はさまざまで、相手や状況などによっても使い分ける必要があります。いろいろな表現を知っているだけで、会話の幅がグンと広がりますよ。ここで「つまり」の表現と使い方をマスターしましょう!

In other words (つまり、言い換えると)

In other words
つまり、言い換えると
[例文1]
The president wasn’t very pleased with the proposal. In other words, we’ll need to start again from scratch.
社長は提案があまりお気に召さなかったようです。つまり、最初からやり直しです。

「in other words」は、直訳すると「別の言葉では」という意味を持ちます。接続詞として、よく文の最初に用いられます。難しいことをより簡単に説明したい時や、相手が理解しやすいように言い換えたい際などに使える便利なフレーズです。特に、今伝えようとしていることが「相手にとって何を意味するか」を理解してもらいたい時に使うと効果的です。

また、「IOW」という略語で使われることも多く、チャットやSNSなどでも目にする機会があるでしょう。

[例文2]
We have gotten replies from only 5 customers. In other words, we don’t have enough survey data.
まだ5名のお客様からしか返事をいただいていません。つまり調査データが不足しています。
[例文3]
We reached our sales target. In other words, we’re all getting a bonus!
売上目標に到達しました。言い換えると、みんなボーナスが出るということです!
[例文4]
The price of oil has risen by 7%. In other words, our cost has risen 7%.
原油の価格が7%上がりました。つまりうちのコストも7%上がったということです。
【覚えておきたい単語&イディオム】
Start from scratch(一から始める、最初から始める)

You mean…?(つまり〜という意味ですか?)

You mean…?
つまり〜という意味ですか?
[例文1]
You mean, I have to go to work tomorrow?
つまり、明日出勤しないといけないということですか?

つまりを英語で1

「you mean〜?」と疑問形で使われることが多く、相手の言っていることがよく分からない場合や、相手に意味を確認したい場面などでよく使われるフレーズです。「You mean」の後に、「相手が言いたいのはこんなことだろうか」と思う文章を続けて言います。ビジネス上の初対面の相手と話す場面などの改まった場では、「So to confirm, you mean…?」(確認させてください。つまり〜ということですか?)などと前置きをするといいでしょう。

似た表現に「What do you mean?(つまりどういう意味ですか)があり、こちらは相手の言っていることがまったく理解できないときに使える表現です。

[例文2]
You mean nobody came to the event? How can that be?
つまり、誰もイベントに出席しなかったということですか?そんなことがありますか?
[例文3]
So you mean we should consider a different approach?
つまり、違うアプローチを考えた方がいいということですか?
【覚えておきたい単語&イディオム】
How can that be?(そんなことがありますか?、なぜそうなるのですか?)

補足:よく使われる“I mean”

I mean
つまり
[例文1]
I will submit the papers by next Wednesday. I mean, by Tuesday.
来週の水曜日までに資料を提出します。あ、火曜日でした。

英会話の中でよく耳にする「I mean」。直訳すると、「つまり、私が言いたいのは…」や「つまり、なんというか…」という意味になります。このフレーズは前に発言した内容に補足したり、言い間違いを訂正したりする時に使われます。

[例文2]
I hate this job. I mean, it’s not for me.
私はこの仕事はもう嫌です。つまり、私はこの仕事に向いていないと思います。
[例文3]
I went to Paris last week. I mean, last month.
先週パリに行きました。あ、違いました。先月でした。
[例文4]
I can’t put up with this anymore. I mean, why do we need to work 4 hours overtime every day?
これ以上耐えられません。私が言いたいのは、なぜ毎日4時間も残業しなければならないのですか?
【覚えておきたい単語&イディオム】
submit(提出する」
put up with(〜に耐える、〜に我慢する)

 

To put it differently(言い換えると)

To put it differently
言い換えると
[例文1]
To put it differently, this is a chance for us.
言い換えると、これは我々にとってチャンスなのです。

つまりを英語で2
To put it differentlyを直訳すると「別の言葉で表現すると」となり、「つまり〜だ」という意味で使えるフレーズです。先に説明したことをより簡単にわかりやすく、別の言葉で言い換えたいときに使いましょう。

[例文2]
You cannot acquire a language unless you continue practicing it. To put it differently, anyone will be able to acquire a language if you continue using it.
言語は練習し続けなくては修得できません。言い換えれば、使い続けさえすれば誰でも修得できるのです。
[例文3]
We can’t use our car next week. To put it differently, we’ll need to use public transportation.
来週は車が使えません。つまり、公共交通機関を使わなければなりません。
[例文4]
My laptop crashes every 2 hours. To put it differently, I need a new one.
私のノートパソコンは2時間に1回壊れます。つまり、新しいものが必要です。
【覚えておきたい単語&イディオム】
acquire(取得する、修得する)
public transportation(公共交通機関」
crash(コンピュータが壊れる、もしくはフリーズする)

Let me put it this way(つまり、むしろ)

Let me put it this way
つまり、むしろ 
[例文1]
We need to revamp our system now. Or let me put it this way. If we revamp our system, we will save 10 million dollars every year.
システムを改良するなら今です。むしろ、システムを改良することで年間1000万ドル浮くんです。

Let me put it this wayは言いたいことが伝わりにくいと感じた時に使用し、「別の言い方で言いますね」「こう言った方がいいかもしれません」というニュアンスで使われる表現です。

[例文2]
She is indispensable. Or let me put it this way, we cannot even plan this project without her.
彼女は必要不可欠です。いやむしろ、彼女がいなければこのプロジェクトの企画もままなりません。
[例文3]
A: Sorry, I’m afraid I don’t get your point.
仰っていることがイマイチわかりません。
B: OK, let me put it this way. Are you a kind of person who turns a 0 into a 1, a person who turns a 1 into a 10, or a person who turns a 10 into a 100?
ではこう言った方がいいかもしれません。あなたは0を1に変える人ですか?1を10、もしくは10を100に変える人ですか?
【覚えておきたい単語&イディオム】
revamp(改良する、刷新する)
Indispensable(必要不可欠)

That is to say(つまり、すなわち、言い換えると)

That is to say
つまり、すなわち、言い換えると
[例文1]
Mr. Nakamura gave me a call on Thursday, that is to say, April 9th.
中村さんから連絡があったのは木曜日です。つまり4月9日です。

つまりを英語で3

That is to sayは前述したことを受けてより正確に言い換えたい時に使える表現で、他の表現と同様に「つまり、言い換えると」という意味を持ちます。That is to say の後に名詞を持ってきたり、後にカンマを置いて文章をつなげたりして強調したいことを表現することが可能です。

また、to say が省略されて「That is」とだけ発話されることもあります。文末に「that is」を付け足すこともあります。

[例文2]
We only have a week left to complete this. That is to say we only have 5 working days.
これを終わらせるのにあと1週間しかありません。つまりあと5営業日しかないんです。
[例文3]
We only have a week left to get this done. 5 working days, that is.
これを片付けるのにあと1週間しかありません。つまりあと5営業日しかないんです。
[例文4]
24 million Japanese people will be affected. That is to say, 1 out of 5 people.
日本に住む方2400万人に影響が及びます。つまり5人に1人ですよ。
【覚えておきたい単語&イディオム】
get 〜done(仕事や作業を終わらせる、片付ける)
be affected(影響が及ぶ)

To sum up(つまり、まとめると)

To sum up
つまり、まとめると
To sum up, this product lasts a long time!
つまり、この商品は長持ちするのです!

Sum upを直訳すると、「まとめる」「要約する」といった意味になります。日常生活で頻繁に使う表現ではなく、長いプレゼンやスピーチなどの最後に要点をまとめたい場面などで使えるフレーズです。Sum upには「合計する」という意味があり、そこから派生して「総括する」「まとめる」というニュアンスで使われます。To sum up は文頭で使うのが一般的です。

[例文1]
To sum up, it seems like she agrees with our opinion.
要するに、彼女は我々の意見に賛成のようです。
[例文2]
To sum up, I can say that this is a great opportunity that’s worth investing in.
つまり、これは投資するに値する絶好の機会です。
[例文3]
To sum up, our sales are growing steadily so far this year.
つまり、売り上げは今の所順調に伸びています。
【覚えておきたい単語&イディオム】
steadily(着実に、順調に)

My point is(つまり、要点としては)

My point is
つまり、要点としては
[例文1]
My point is, that day is not good for me.
要は、その日は都合が悪いということです。

つまりを英語で2

My point isは「重要なのは〜」「要するに〜」という意味があり、〜以下を強調する表現です。自分の意見が相手にうまく伝わっていないと感じた時や、大切なポイントをわかりやすく相手に伝えたい際などに使うと効果的です。isの後をコンマで区切ったり、thatをつけたりして使う場合もあります。要点をまとめて説明するときに使うフレーズなので、この後に長々と話を続けるのは避けましょう。

[例文2]
My point is, you have to find a place to live ASAP.
つまり、できるだけ早く住むところを探すべきだということです。
[例文3]
My point is, he made a big mistake.
要するに、彼は大き過ちを犯したということです。
[例文4]
My point is that we cannot make the same error anymore.
要点としては、これ以上同じ失敗をするわけにはいかないということです。
【覚えておきたい単語&イディオム】
ASAP(できるだけ早く」

Basically(つまり、簡単に言うと)

Basically
つまり、簡単に言うと
[例文1]
Basically, we’re going to have to have another meeting to persuade him.
つまり、彼を説得するためにもう一度会議をしなければなりません。

Basicallyは、もともと「基本的に」「本来」などという意味を持つ単語です。ここから派生して、物事の根本部分を簡潔に言い表す場面でも使われるようになりました。「話の根本を簡潔に言うと」「細かいことは置いておいて」といったニュアンスを含み、日常生活で使えるとても便利なフレーズです。

[例文2]
A: Why did you quit your job?
どうして仕事を辞めてしまったのですか?
B: Basically, I wasn’t happy about not getting paid for overtime work.
簡単に言うと、残業代が出ないことに不満だったのです。
[例文3]
Basically, I think we all did a good job.
つまり、みんなよくがんばったと思います。
【覚えておきたい単語&イディオム】
quit(仕事を辞める、習い事などの活動を止める)

In short(つまり、要するに)

In short
つまり、要するに
[例文1]
In short, this will require quite a bit of resources.
つまり、これはかなりのリソースを要求します。

「in short」は直訳すると「短く言うと」という意味になり、日本語では「つまり」「要するに」という使われ方をします。詳細な説明や具体例などの直前の文章について、要点を短く言い添えたいときなどに使うと良いでしょう。

[例文2]
The train was delayed and there was an old lady who needed help and… In short, I didn’t make it to work in time.
電車が遅れて、おばあさんを助けていて・・・要するに会社に遅刻してしまいました。
[例文3]
In short, we had another successful year.
つまり、昨年度はまたしても好調でした。
[例文4]
In short, this product has low demand.
要するに、この製品は需要が低いということです。
【覚えておきたい単語&イディオム】
make it in time(時間に間に合う)
demand(需要」

i.e.(つまり、すなわち)

i.e.
つまり、すなわち 
[例文1]
Please file all your expenses with the required documents, i.e. receipts, by the end of the month.
月末までに経費に必要書類(領収書)を添えて全て提出してください。

主に雑誌や論文などの書き言葉で見られる「i.e.」。もともとはラテン語の「id est」が略された形で、「言い換えれば」「すなわち」などの意味があります。発音はそのまま「アイイー」と呼びますが、中には「that is(ザットイズ)」と読み変えて発音することもあります。i.e.の後ろにカンマを置いたり、(i.e. 〜)のようにカッコが使われたりすることもあります。似た表現に「e.g.」がありますが、こちらは「たとえば」という意味になりますので、きちんと使い分けましょう。

[例文2]
Please remember to bring your ID with you, i.e. driver’s license, passport.
身分証明書(免許証、パスポート)を忘れずにお持ちください。
[例文3]
He cannot have any dairy products, i.e., anything made of milk or cheese.
彼は乳製品つまり牛乳やチーズを使ったものを食すことができません。
[例文4]
I am a perfectionist, i.e., I don’t allow any spelling errors or typos.
私は完璧主義者です。つまり、スペルミスや打ち間違いは許しません。
【覚えておきたい単語&イディオム】
ID(身分証明書)
dairy products(乳製品」

【英語学習TIPS】

社会人の方が英語を学ぶ目的の多くは、「英語を使ってキチンと仕事ができるようになる」であると思います。目的達成のためには、実は完璧な英語力は必要ありません。なぜなら、17億人以上いる世界の英語人口の70%以上は非ネイティブで、完璧な英語を話さないからです。日本に住む私たちも、完璧な英語を話す必要はありません。

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【英語学習のTIPS】「シンプル・丁寧・効果的」な表現を学ぼう

この記事では、「つまり」の言い方についてご紹介しましたが、「つまり」の表現を知るだけでは英語を話せるようにはなりません。

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「ちなみに」って英語で何と言う?5つの表現とビジネスで使うコツ https://www.bizmates.jp/blog/chinamini-eigo/ https://www.bizmates.jp/blog/chinamini-eigo/#respond Sat, 25 Mar 2023 01:29:27 +0000 https://www.bizmates.jp/blog/?p=1476 [この記事でわかること] 「ちなみに」はby the wayだけではない 質問文で使用するのは誤り 伝える情報はあくまで捕捉であることが大事 会話の中で、内容を補足したい時に使う「ちなみに」ですが、同じ意味の表現は英語に […]

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[この記事でわかること]

会話の中で、内容を補足したい時に使う「ちなみに」ですが、同じ意味の表現は英語にもいくつかあり、ビジネスシーンでもよく使われています。

今回の記事では、ビジネスシーンにおける「ちなみに」の使い方を、適切な場面や、使う際の注意点などを交えながら解説していきます。また、すぐに使える「ちなみに」の英語表現を例文を使った例文を用意したので、実際の会話で使うイメージをするのに役立ててください。


「ちなみに」の意味は?

「ちなみに」の正しい意味や効果的な使い方をご存じでしょうか。ここでは、「ちなみに」の意味や使えるシーンについて解説します。

「ちなみに」は前文の補足をしたいときに使用する

「ちなみに」は、前の会話について補足したい情報がある時やより話を膨らませることで、今している話の価値をさらに上げたい時に使います。たとえば、「ちなみにこの調査データは30代女性100人のアンケートを元にしています」など、と付け加えることで説得力が増します。

プレゼンや学会での発表など比較的長い話をロジカルにする際に、重要なメッセージと補助的な情報を整理して伝える時によく使われます。

ビジネスシーンでも使えるの?

「ちなみに」は以下のようなビジネスシーンの英語コミュニケーションでもよく使われます。

  • 企画の説明をする際などに、根拠を補強するため
  • プレゼンで小難しい話をしている最中に、ふっとユーモアを取り入れるため
  • 本題とは直接的に関係ないものの、社内の政治的な理由などでどうしても言っておきたいこと・言わなければならないことを話にねじ込むため
  • 専門的な話をしている最中により身近な話題を関連づけることで聴衆の関心を保つため

「ちなみに」の使い方はアイディア次第。英語コミュニケーションの目的達成の手段が増えるので、ぜひ語彙に加えたいところですね。

「ちなみに」を表す英語5選

上記で解説した「ちなみに」の表現は、英語でも使うことができます。ここでは、「ちなみに」を表す英語のフレーズをご紹介します。

For your information(ちなみに、ご参考までに)

for your information

For your information
ちなみに、ご参考までに
[例文1]
Our profits recovered starting in 2015. For your information, this was the year our president came on board.
利益は2015年から回復傾向にあります。ちなみに、この年は社長が就任された年になります。

相手にとって有益となる情報を「念のためにお知らせしておきますね」というニュアンスで使われるフレーズです。会話だけでなく、ビジネスメールなどでも目にする機会が多く、メールの文面などでは「FYI」と略語で表記されることが多いのも特徴です。

また、メールの件名に「For your information」、「FYI」などとあれば、「メールの内容はあくまで参考情報なので特に返信は不要です」といったニュアンスを含みます。こちらは文頭、文末、さらには文中に挟む形でも使えるフレーズです。「Just for your in-formation(略:JFYI)」と”Just”を加え、「頭の片隅に置いておいてほしい」程度の情報であることを強調することもあります。

[例文2]
For your information, the No.5 Exit of ABC station will be the nearest exit from our company if you come by train.
ご参考までに、電車でお越しになる場合は、ABC駅の5番出口からが弊社に一番近いです。
[例文3]
Just for your information, this is the website I mentioned in the meeting.
ちなみに先ほどの会議でお話ししたウェブサイトはこちらです。

As a side note(補足すると、ちなみに申し上げますと)

As a side note
補足しますと、ちなみに申し上げますと
[例文1]
Thanks to this project, we were able to grow the number of inquiries. As a side note, we also improved the cost per acquisiton by 16%.
この施策により、見事問い合わせの数を伸ばすことができました。ちなみに申し上げますと、問い合わせ獲得のコストも16%改善しております。

発表やプレゼンなどで改まった雰囲気で「ちなみに」と言いたい時におすすめなのが「As a side note」です。「side note」には「注記」「追記」などの意味があり、「As a side note」で「ちなみに」「補足すると」といった意味合いになります。同じ意味で「On a side note」というフレーズもありますが、使用頻度は劣ります。

[例文2]
We found out that the number of visitors has become significantly less at 5 of our stores, and we suspect this is due to the increased competition. As a side note, we had 5 consecutive rainy weekends in May and June.
5つの店舗で来店者数が大幅に減っていることがわかり、競争の激化が要因であると考えています。ちなみに補足しますと、5月と6月にかけて5週間連続で週末に雨が降っています。
[例文3]
As a side note, we also found that our mail magazine had been getting weak responses.
ちなみに申し上げますと、メルマガからの反響はほとんど無いと言うことがわかっています。
[例文4]
As a side note, the data also suggests an interesting relationship between packaging and cus-tomer loyalty.
ちなみにこのデータはパッケージングと顧客ロイヤリティーの間に興味深い関連性があることも示唆しています。
【覚えておきたい単語・イディオム】
get weak responses(反響があまりない)
suggest(示唆する)

Just for the record, …(念のためにですが、…)

Just for the record, …
念のためお伝えしておきますが、ちなみにはっきりさせておくと
[例文1]
Just for the record, Mr.Johnson is the director of our public relations department.
念のため言っておきますが、ジョンソンさんは広告課の部長です。

直訳すると「記録のために」という意味になる「Just for the record」。前述したことにはっきりと補足しておきたい場合や、自分の意見や立場などを明確に付け加えておきたいときなどに使えるフレーズです。

[例文2]
Just for the record, the decision is in my hands.
ちなみに決定権は私にあります。
[例文3]
The president has already rejected this idea, just for the record. So we’re wasting our time discussing it.
ちなみにはっきりさせておくと、社長はすでにこの案を却下しています。この話は続けるだけ無駄です。
【覚えておきたい単語・イディオム】
the decision is in (someone’s) hands(決定権は(人)にある)
reject(却下する、拒否する)
waste time(時間を無駄にする)

〜, by the way(ちなみに)

〜, by the way
ちなみに
[例文1]
Our meeting tomorrow will be on our campaign for next month, by the way.
ちなみに明日のミーティングのテーマは次月のキャンペーンについてです。

「By the way」は話題を膨らませたいときや、新たな情報を追加したいときなどに使われるおなじみの表現です。また、関連の薄い話題へ展開する際にも使うことができます。文頭、文末どちらにも付け加えることができますが、聞き手は以下のように、異なる意図として受け取るであろうことを覚えておきましょう。

  • 文頭にBy the way が来たら、話題が変わることを宣言してくれている
  • 文末にby the wayが来たら、その文章が補足情報であったことを伝えてくれている

ちなみに、メールなどでは「BTW」と略語して使用されることがあります。

[例文2]
Our president will be joining the marketing meeting today, by the way.
ちなみに今日のマーケティング会議には社長も出ます。
[例文3]
John’s in charge, by the way.
ちなみに担当者はジョンです。
[例文4]
BTW, the Philippine’s team will not be attending the meeting since Monday will be a holiday next week over there.
ちなみに来週月曜日はフィリピンの祝日なので向こうのチームは会議に参加しません。

英単語を1つずつ調べているだけでは、常に時間を無駄にしているのと同じです。どんなに長時間働いても、残業しても、その時間がただの検索であれば成果は出ません。

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Incidentally(ちなみに、補足すると)

by the way

Incidentally
ちなみに、ついでに、偶然にも、それに付随して
[例文1]
Incidentally, the building across the street is our group company.
ちなみに向かいのビルが弊社のグループ会社になります。

どちらかというと書き言葉として使われる「Incidentally」は、論文やビジネス文書などで目にする表現です。また、「ちなみに奇しくも」「偶然にも」といった意味合いも持ち、関連する情報を捕捉したり、話の世界観を広げたりする時に使われます。

[例文2]
Incidentally, this day is our company’s foundation anniversary.
ちなみに、奇しくもこの日は創業記念日です。
[例文3]
Incidentally, I found out that a new hotel would be built here next year.
ちなみに来年こちらに新しいホテルが建設されることがわかりました。
[例文4]
Incidentally, this candidate and I are from the same town.
ちなみに、この候補者は出身が私と同じ街でした。
【覚えておきたい単語・イディオム】
foundation anniversary(創業記念日)
candidate(候補者)

「ちなみに」を使うときに注意したい3つのポイントとは

よく使われる便利な表現「ちなみに」ですが、使う際には気をつけておきたいポイントがあります。実は、普段当たり前のように使っていた表現が、誤っているというケースが多いのです。ここでは、「ちなみに」を使うときの注意点について見ていきましょう。

「ちなみに」を多用しない

文章や会話の中で「ちなみに」は情報を追加したり内容を補足したりする時に使われるため、会話の中で伝えたい情報がいくつかある場合は、箇条書きにするなどして情報を整理してあげた方が相手も理解しやすくなります。

質問文で使用するのは誤り

「ちなみに」は前述した内容について補足したい場合に使うフレーズなので、本来自分から情報を提供する場面で使用します。そのため、質問文で使うのは誤った方法です。「これは北海道出張のお土産です。ちなみに、北海道に行かれたことはありますか?」といった文脈では、「ちなみに」ではなく「ところで」が正しい表現となります。英語でも同じで、こういった場面で「By the way, 〜?」と質問する場合は、「ちなみに」ではなく「ところで」の意味合いになります。

[例文]
A: … So we will only be using Meeting Room C and D for this conference.
…ということで、この会議では会議室CとDのみ使用します。
B: I see. By the way, are we going to have some refreshments?
承知しました。ところで、軽食はあるのでしょうか?

伝える情報はあくまで捕捉

「ちなみに」に続くのはあくまで補足的な内容なので、前述した内容よりも情報量が多い場合に使うのは適切ではありません。

「ちなみに」を使った長文の例

「ちなみに」は、お互い一言ずつ発話し合う日常会話よりも、報告や説明など、ビジネスで使うことの方が多くなります。そこで、今回ご紹介したフレーズが使われるタイミングをイメージしやすいように少し長めの例文を用意しました:

[例文]
Japan is not an ideal environment for people to learn how to speak in English. The Japanese language is a highly developed language and therefore you do not need English to live your daily life, gain academic or technical knowledge, or even entertain yourself.Japanese people can do anything using their mother tongue and this is one of the reasons it is difficult for English learners to learn English naturally. People in India and the Philippines watch cartoons and read the news in English, and talk about them, in English, on a daily basis. They need English in their daily lives.This is why over 92% of the population can speak English. As a side note, people in Norway live a similar lifestyle and 90% of its population speak English.


日本は英語習得には理想的な環境とは言えません。日本語があまりに発達した言語であるため、日常生活や、学問や技術的な知識の習得、それに娯楽に至るまで英語を必要としません。

日本人が母国語を使ってあらゆることができてしまうことが、英語を自然な形で習得できない要因のひとつになっています。インドやフィリピンの人々は日常的に英語のアニメやニュースを見て、それらについて英語で話しています。日常生活に英語はなくてはならないものなのです。

これが、国民の92%が英語を話せる理由です。ちなみに、ノルウェーでも同じように英語が必要なライフスタイルを営んでいるため、国民の90%が英語を話します。

【英語学習のTIPS】「シンプル・丁寧・効果的」な表現を学ぼう

この記事では、「ちなみに」の言い方についてご紹介しましたが、それを知るだけでは英語を話せるようにはなりません。

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まとめ

普段何気なく使っていた「ちなみに」ですが、正しい使い方を知ることでビジネスシーンでも活躍してくれるはずです。プレゼンや会議などで長く話をする場面では、重要な点と補足情報をはっきりと区別できるのがとても便利ですね。

こちらの記事では英語表現だけでなく、ビジネスシーンでの使い方のポイントも合わせてご紹介しました。より円滑なコミュニケーションを取るためにも、「ちなみに」を効果的に使いこなせるように実際の会話の中で練習しましょう!

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英語のプレゼンで使えるフレーズ・英語表現を紹介!【音声付き】 https://www.bizmates.jp/blog/presentation/ Mon, 20 Mar 2023 02:27:11 +0000 https://www.bizmates.jp/blog/?p=1072 [この記事でわかること] プレゼンのオープニングでは背景 聴衆をプレゼンに参加させる方法 聴衆の心を動かす!プレゼンの締め方 英語のプレゼンテーションをする機会はある日、突然やってきます。 「来週、外国人に英語でプレゼン […]

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[この記事でわかること]

英語のプレゼンテーションをする機会はある日、突然やってきます。

「来週、外国人に英語でプレゼンをすることになった!」
「学会の発表を英語でしなくてはいけない!」

英語でプレゼンテーションをしたことがない方は、ものすごく緊張しますよね?

しかし、英語で外国人と話した経験があるのでしたら、プレゼンをしたことがない!というのはウソかもしれません。なぜなら筆者は「1対1の会話」も「プレゼンテーション」もわかりやすく相手に伝えるという点では共通しており、同じコミュニケーションであると考えているからです。

会話と違いプレゼンでは大勢に対して話すので、相手の人数が多くなるほど内容が伝わりにくくなりますが、本日紹介する6つのプレゼンのテクニックを使えば、聴衆の興味・関心をグッと惹きつけることができるでしょう。

本日はオンラインビジネス英会話のBizmatesで英語教材プログラムを開発している日系カナダ人のHika Itoが、初めての方でも聴衆を引き込むことができる英語のプレゼンテーションのテクニックを詳しく紹介いたします。

英語でプレゼンするときのテクニック6つ

①プレゼンのオープニングでは背景を語る!
②聴衆の興味を惹きつけるにはゆっくり話す!
③聴衆が聞き取りやすい「わかりやすい」話し方とは?
④聴衆をプレゼンに参加させる方法とは?
⑤聴衆の心を動かす!プレゼンの締め方とは?
⑥プレゼン上手に思われる質疑応答のテクニックとは?

①プレゼンのオープニングでは背景を語る!

一般的なプレゼンテーションのオープニングは、下記の①~④の流れになります。

 ◆一般的なプレゼンのオープニングの流れ

①挨拶:  Hello everyone.
②自己紹介:  My name is Taro Suzuki and I work in HR at ABC Company.
③目的:  I’d like to make a presentation about my company.
④概要:  I have three points. First, our business. Second, our people. And finally, your future.

<日本語訳>

①挨拶:  みなさん、こんにちは
②自己紹介:  私は鈴木太郎です。ABCカンパニーで働いています。
③目的:  自社を紹介したいと思います。
④概要:  本日は3つのテーマがあります。一つ目は私たちの業界について、二つ目は我々の従業員について、最後にあなたの未来について話します。

 

この①~④の流れは間違ったものではありません。

しかし、オープニングパートは、聴衆の興味や期待を醸成(ドキドキ)させるためのパートですから、これだと当たり前すぎて、面白くありません。プレゼンのオープニングでは「ウケ」をとったりして、聴衆の興味を惹きたいと考えますよね?

ですから、オープニングパートでは「なぜ、プレゼンテーションをすることになったのか」その背景を少し説明するだけで、聴衆の興味をグッと引き寄せることができます。

具体的には下記のようになります。

◆聴衆を惹き付けるプレゼンテーションのオープニングの例

先ほどの例文に赤字部分を追加

①挨拶:  Hello everyone.

②プレゼンの背景:  When I was preparing for this presentation, I was thinking about how I felt when I was job hunting as a university student. After 15 years of working at ABC Company, I now realize the most important thing is whether the corporate culture matches you. So, that’s what I’d like to explain today.

③自己紹介:  My name is Taro Suzuki and I work in HR at ABC Company.
④目的:  I’d like to make a presentation about my company.
⑤概要:  I have three points. First, our business. Second, our people. And finally, your future.

<日本語訳>

①挨拶:  みなさんこんにちは

②プレゼンの背景:  今日のプレゼンの準備をしていた時に、自分が就職活動していた時を思い出していたのです。そしてABCカンパニーで15年働いて、ひとつ気づいたことが会社の文化が、自分に合うかという点が一番大切なことです。

③自己紹介:  私は鈴木太郎です。ABCカンパニーで働いています。
④目的:  自社を紹介したいと思います。
⑤概要:  本日は3つのテーマがあります。一つ目は私たちの業界について、二つ目は我々の従業員について、最後にあなたの未来について話します。

 

プレゼンテーションの聴衆によって、プレゼンを聞くモチベーションにはバラつきがあります。プレゼンを聞く前から背景を理解しているモチベーションの高い聴衆もいれば、付き合いでなんとなく参加したモチベーションの低い聴衆もいます。

ですから、最初のオープニングパートで、プレゼンの背景を説明することで意図や目的を明確にし、全ての聴衆に対して興味・期待を醸成させることができるのです。

プレゼンのオープニングパートの注意ですが、慣れていない英語でジョークを言うと、文化違いから、ジョークによって不快な気持ちにさせてしまうケースがありますので、英語に慣れていないうちはジョークを無理に入れずに、こういった手法で関心と興味を惹くことをおススメします。

②聴衆の興味を惹きつけるにはゆっくり話す!

presentation2

プレゼンテーションで一番やってはいけないのは、早口で話すことです。

日本人のビジネスパーソンのプレゼンでは大勢の前で、英語を流量に話すことに集中したり、緊張のため英語が早口になってしまう方が多く見受けられます。

ノンネイティブの方が早口で英語を話すと、ネイティブでも何を言っているのか聞き取りにくいことがあります。

一つ例を挙げますと、海外便の飛行機に利用するとノンネイティブの方が英語で「Attention please 」と艦内放送が流れます。カッコ良く流暢に聞こえるかもしれませんが、実はネイティブスピーカーの私でも非常に聞き取りづらい英語なのです。

私はいつも「重要なことをアナウンスしているのに、なんでゆっくり英語を話さないのだろうか?」と疑問に思っており、非常にわかりづらいのです。

プレゼンテーションも同様で、相手に伝わりやすいように、ゆっくり英語を話すことを意識してください。ゆっくり話すことができれば、流暢でなくとも聴衆が聞き取りやすくなるからです。

③聴衆が聞き取りやすい「わかりやすい」話し方とは?

メリハリがないプレゼンテーションは、聞く方は集中力を欠いたり、飽きやすいものになります。ですからメリハリをつけるためにも、わかりやすい話し方が重要なのです。では、どのように話せばわかりやすくなるのでしょうか?

具体的な例で説明します。下記はプレゼンテーションの内容の一部です。

1

<日本語訳>

ABCカンパニーについて基本的な話から始めましょう。ABCカンパニーはNoda Kazuによって1927年に設立されました。

では、この文章に「わかりやすい話し方」のテクニックを入れてみましょう。図を見ながら、音声を聞いてみてください。

◆わかりやすい話し方の2つのテクニック

①意味のまとまりで話を止める赤い線
②重要な単語を強く発音する青い線

2

音声を聴き比べれば、テクニックを使った話す方が、断然聞き取りやすかったと思います。

このように、意味のまとまりで「止める」ことで、聴衆には非常にわかりやすくなり、重要な単語を強く発音することで、メリハリがつきます。メリハリがあると興味・関心を惹きつけるプレゼンテーションになるからです。

プレゼンテーションの名人と言われる「スティーブ・ジョブズ」や「孫正義」も、この手法を使っています。下記のYoutubeの動画をご覧ください。このテクニックが使われていることがわかります。

◆スティーブ・ジョブズのプレゼン動画

英語のプレゼンテーションは、緊張のあまり早口になる日本人のビジネスパーソンの方が多いのです。ですから、このテクニックを使い、ゆっくり話すことで、英語のプレゼンテーションはずいぶん聞き取りやすいものになるのです。

④聴衆をプレゼンに参加させる方法とは?

プレゼンテーションとは、聴衆が1人であっても100人であっても、プレゼンターと聴衆のコミュニケーションであり、会話の延長と考えることができます。

ただし、プレゼンテーションは1対1ではなくは大勢の聴衆がいますから、全員と会話するのは不可能ですから、プレゼンテーションでは聴衆をプレゼンに参加させるテクニックを使います。

聴衆に「想像してください!」と投げかける

聴衆に「想像してください(考えてみてください)!」と投げかけてみましょう。このフレーズを使えば、プレゼンテーションに聴衆を参加させることができます。しかも、聴衆に集中力を呼び戻す効果があるのです。

では、具体例をあげます。下記に通常のプレゼンテーションと、「想像してみてください(考えてみてください!)」を使ったフレーズのプレゼンテーションを紹介するので、比べてみましょう。

◆通常のプレゼンテーション

Let me go over some of the features of our product.
It has an automatic locking system.

(私どもの製品の機能を紹介しましょう。それは自動ロックシステムです。)

◆「考えてみてください!」と投げかけるプレゼンテーションの例

Let me go over some of the features of our product.
It has an automatic locking system.
Imagine accidentally forgetting your phone at a cafe. You don’t have to worry because it would automatically lock after 60 seconds.

(私どもの製品の機能を紹介しましょう。それは自動ロックシステムです。あなたが、カフェで携帯電話を忘れていると想像してください。60秒後に自動でロックされるため、心配ありません

2つの例文の差は、上記の赤字の部分だけですが、このフレーズを使うだけで、聴衆をプレゼンテーションに参加させることができ、聴衆を巻き込むことになるのです。

⑤聴衆の心を動かす!プレゼンの締め方とは?

どんな素晴らしいプレゼンをしても、8割は忘れられるものですから、それを踏まえてプレゼンテーションの最後のパートは、良い印象が残るようにしなければなりません。

◆普通のプレゼンテーションの締め方

Let me wrap up my presentation.
So, today I explained our business, our people, and our culture.
Thank you.

<日本語訳>

そろそろまとめたいと思います。
本日のプレゼンテーションは、私たちの会社、従業員、そして我々のカルチャーについて話しました。
どうも、ありがとうございました。

せっかくの締めにも関わらず、これだと強い印象を聴衆に与えることもできませんし、プレゼンをして終わりになってしまいます。そうならないためにも、締め方のテクニックを紹介します。

プレゼンテーションの締め方のテクニック

(1)印象を強く与える(プレゼンの背景とつなげて、強い印象を聴衆に伝える)【赤色
(2)聴衆にプレゼンテーション後のアクションを促す青色

◆テクニックを使ったプレゼンテーションの締め方

Let me wrap up my presentation.
So, today I explained our business, our people, and our culture.
So, did I make the right decision to join ABC Company 15 years ago? Absolutely YES.
Not because of the salary. Not because of its stability. It’s because the culture
fits me.
And if you think our culture is right for you, we hope you apply to ABC Company.

<日本語訳>

そろそろまとめたいと思います。
本日のプレゼンテーションは、私たちの会社、従業員、そして我々のカルチャーについて話ました。
最終的に私がABCカンパニーを選んでどうだったのか?「もちろん良かったです!」これだけは自信をもっていえます。それは会社の文化が私とぴったり合ったからです。
もし、あなたも合うと思ったら、ぜひ応募してみてください。

この2つのテクニックを使えば、プレゼンテーション後に強い印象を残すことができます。そして、商品やサービスを宣伝するための場合は、必ず聴衆にアクションを促すことを忘れないでください。

⑥プレゼン上手に思われる質疑応答のテクニックとは?

質疑応答の際、プレゼンテーションを上手く見せるテクニックがあります。一つずつ紹介いたします。

挙手の中から質問者を選ぶとき、質問者の服装に触れて指名する

これはカンタンなテクニックですが、この振る舞いができるだけで「プレゼン慣れしているな~」と違いを生み出すことができます。

質疑応答は手を挙げる人が多ければ、質問者を特定できず指名するのが遅れ、運営がもたつくことがよくあります。

こうならないためにも、質問者の服装に触れて指名するのは、時間の限られたプレゼンテーションでは、運営をスムーズにすることにもなるのです。具体的には下記のように指名しましょう。

Yes, the woman with the black glasses? (はい、そこの黒いメガネをかけた女性の方、どうぞ!)

 

Yes, the gentleman in the blue shirt? (はい、そこの青いシャツを着た男性の方、どうぞ!)

 

Yes, the gentleman in the striped tie? (はい、そこのストライプのタイの男性の方、どうぞ!)

 

プレゼンターが質問者の質問を復唱した上で、回答する

例えば、下記のような質疑応答があったとします。

プレゼンター: Yes?
質問者: Where is your head office?
プレゼンター: In Tokyo.

<日本語訳>

プレゼンター: はい
質問者: 本社はどこですか?
プレゼンター: 東京です

 

間違ってはいませんが、回答としてシンプル過ぎますし、回答が自信になさそうに聴衆から見られてしまいます。この質疑応答にカンタンな2つのテクニックを使うと、この点が改善され、プレゼン上手に見えます。

◆質疑応答のテクニック

①質問を整理して復唱する(赤字
②質問の回答になっているか確認する(青字

では、先の質疑応答にこのテクニックを織り交ぜてみましょう。

プレゼンター. Yes, the gentleman in the blue shirt?
質問者: Where is your head office?
プレゼンター. Do you mean our global head office or our Japan head office?
質問者: Japan head office.
プレゼンター. Our Japan head office is in Tokyo.
プレゼンター. Does that answer your question?

<日本語訳>

プレゼンター. はい、そこの青いシャツを着た男性の方、どうぞ!
質問者: 本社はどこですか?
プレゼンター. それはグローバルでの本社ですか?それとも日本の本社のことですか?
質問者: 日本の本社です
プレゼンター. 私たちの日本の本社は東京です
プレゼンター. あなたの質問の回答になっていますか?

 

質問を再確認することで、質問者に意図を確認するだけではなく、周りの聴衆にも質疑応答を理解させやすいようにする効果があります。

このテクニックが使える方は、プレゼンテーションに慣れている感じを醸成でき、聴衆に対して信頼感を与えることができます

 

すぐに答えることができない難しい質問に対して

質疑応答を怖いと思っていませんか?プレゼンテーションの準備がしっかりできていれば、質問を恐れる必要はありません。自信を持って回答するべきです。

しかし、どうしてもすぐに回答することができない質問があった場合は、どうすればよいのでしょうか?

その場を取り繕ったり、ごまかそうとしてもその雰囲気が聴衆に伝わり、せっかくのプレゼンも台無しになります。そういった時は、素直に「今は答えることができませんので、プレゼンテーションの後に調べて回答します」と答えましょう。英語では下記のようなフレーズになります。

I’m sorry. I don’t have the answer, but I can get back to you after the presentation.(ごめんなさい、答えを持っていませんが、プレゼンテーションの後に調べて回答します)

 

また、回答の時間がない時は、下記のフレーズを使いましょう。

I’m sorry, but we’re running out of time. Can I get back to you after the presentation?(ごめんなさい、時間がなくなってしまいました。プレゼンテーションの後で回答します。)

 

ちなみに、企業秘密に関わることを聞かれたら、下記のように答えましょう。

I’m sorry, but that’s confidential information.(ごめんなさい、それは機密情報です)

 

すぐに回答できないことがあって、堂々としていないとせっかくのプレゼンテーションの信頼が揺らいでしまいます。あわてずに答えましょう。

 

英語のプレゼンテーションでよくある質問

英語でプレゼンテーションを行う時、どういった構成がおすすめですか?

基本的には日本語で行うときと変わりません。
初めの挨拶や自己紹介、目的、概要といった順番で進みます。
本記事でも紹介している、聞き手をより惹きつけるフレーズを積極的に使ってみてください。

質疑応答を上手にこなすために、工夫できるポイントはありますか?

質問を整理して復唱したり、きちんと答えになっているかを質問者に確認しましょう。
きちんと準備をしたうえで自信をもって回答すれば、聴衆もより真剣に聞いてくれます。

英語のプレゼンを上手に締めるためのコツはありますか?

聴衆にプレゼン後のアクションを促すことを意識しましょう。
強い印象を残したまま、上手くまとめることが出来ます。
本記事では具体的なフレーズも紹介しているので参考にしてみてください。

英語のプレゼンテーションのまとめ

本日は聴衆を惹きつけるためのプレゼンテーションのテクニックを解説いたしました。しかし、記事を読み終えて、お気づきになったと思いますが、実は日本語のプレゼンテーションでも、使えるテクニックばかりなのです。

しかし、日本語では、このようなテクニックを使うことができるプレゼン上手のビジネスパーソンも、英語でのプレゼンに慣れていないことが原因で、こういったプレゼンテクニックを発揮することができないのです。

ですから、本日の紹介したテクニックやカンタンなフレーズを身につけていれば、必ず聴衆を惹きつけるプレゼンが行えますよ。

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